ドライアイの層別治療 TFOT

ドライアイのメカニズム
 日本…涙液不安定化が本態
 米国…炎症が本態→涙液不安定化
 どちらも涙液不安定化がある

涙液安定化の因子
 涙液分泌(水分・ムチン・油分が十分
 角結膜上皮が健常
 正しい瞬目

ムチン
 アポムチン(蛋白)+糖鎖
 試験管ブラシの柄とブラシのような構造

 分泌型ムチン…ゲル形状ムチン MUC5AC
 膜型ムチン……角結膜上皮細胞
        糖衣を形成 MUC16等

涙液層
 油層…マイボーム腺由来
 液層(水分/ムチン層)…分泌型ムチン
  濡れやすさ↑、表面張力↓
 上皮…膜型ムチン
  角結膜上皮を親水性にする

BUT短縮型ドライアイ
 水濡れ低下型ドライアイ
 ジクアス、ムコスタでムチン↑…TFOT

Break Up の種類
 Spot…水濡れ性↓
    膜型ムチン↓
 Line…水分↓(軽〜中等度)
 Area…水分がほとんどない(BUT=0)
    →mucous plaque,filament
    →涙点プラグの良い適応
 Rondom Break





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